長崎〜軍艦島

「仮想上陸」CGでリアルな立体画像

島影から「軍艦島」の異名で知られる端島(長崎市)の一般公開スタートから22日で1年。
これに合わせ、同市のベンチャー企業「コミュニケーションワークス」(古場賢一社長)が軍艦島をコンピューターグラフィックス(CG)映像で再現し、島上陸のバーチャルリアリティー(仮想現実感)が体感できるソフト「軍艦島さるく」を開発した。
29日から販売を始める。
同社は坑内のCG映像化や、立体的に飛び出して見える3D映像化にも取り組んでいる。今回のソフトは、軍艦島が閉山した74年当時の建物28棟をCGで立体的に再現。マウス操作で島内を自由に見学できる。
当時の炭鉱住宅や露店、パチンコ店などもリアルに描かれ、建物に関する音声ガイドや、現在の風化した様子の写真なども収録している。
「仮想上陸」を体験した元島民の詩人、日向香(ひゅうがかおる)さん(61)は「本当によくできていて、記憶がよみがえってきた。懐かしい」と感慨深げだった。
ソフトは軍艦島クルーズの海運会社や県美術館などで販売する。2780円。


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